1. HOME
  2. 特殊紙印刷について、知っていただきたいこと

特殊紙印刷について、知っていただきたいこと

特殊紙と一口にいっても、色・柄・風合いなど、それぞれに異なった個性を持っています。
そのため、紙の性質やインキとの相性、印刷についての注意点など、ご注文前に知っていただきたいことがあります。

特殊紙について

印刷について

特殊紙について

パソコンのモニタで見た色と、実物の印象は異なって見えます。

当サイトで取り扱っている特殊紙のほとんどが、見る角度や光のあたり方によって色味や輝きが変わって見える特徴があります。できるだけ紙の特徴や、完成品に近いイメージを再現するよう努力していますが、完成品と色味が異なって見えることがあります。また、お使いのパソコンのモニタ環境の違いなどによっても、異なって見えることがあります。

印刷色は特殊紙の紙色・質感などの影響をうけやすく、 紙によって色の見え方が変わります。

銀色の紙に白インキは、はっきりと白に見えます。 金色の紙に白インキは淡いピンクに見えます。   赤色の紙に白インキはピンクに見えます。
 
ホログラムは印刷色を通して輝いて見えます。 繊維が透けて見えます。    

同じインキで印刷しても、紙色や模様、輝き方などによって見え方が違ってきます。
たとえば、ホログラム紙やメタリックな銀色の紙にインキが乗ると、紙の色が透過して見えるので、白い紙に印刷する色よりも薄く感じたり、明るく感じたりします。
また、黒などの濃い色の紙に白インキを乗せると、真っ白ではなく、薄グレーのような色に見えたりします。
また、しこくてんれいなど、華と呼ばれる繊維が入った紙などは、印刷時に繊維の影響がでます。

一部のホログラム紙には柄の継ぎ目(シム)が入ります。

一部のホログラム紙には柄の継ぎ目(シム)があります。シムは紙に対して水平・垂直にランダムに入っています。(紙にもよりますが、最大で0.5ミリほどホログラムが途切れて、スジが入っているように見えます。)
シムを除くことは不可能ですのでご了承ください。
なるべく取り除いて納品いたしますが、用紙手配の状況によってはシム入りの紙が入ってしまうこともあります。

シムありの紙 No.701-N/NO.702-N/No.711-N/No.730
シムなしの紙 No.713/No.750/No.760/No.761

スペシャリティーズは湿気に弱く、反りやすい特徴があります。

スペシャリティーズやトレーシングペーパーは、湿気などの水分の吸放湿によりカールしやすい紙です。紙によっても反り具合は違いますが、普通に1日置いているだけでかなり反ってしまうものもあります。
※保管される場合は、なるべく湿度の低い、平らな場所で保管してください。

エンボスの深い部分は、インキが入らないため ヌケが生じる場合があります。

岩はだ・きらびき・マーメイドなどエンボス加工された、表面に凸凹のある紙はヌケやムラが生じる場合があります。図柄や文字などが欠ける場合がありますが、これも紙の特徴ですので、ご了承ください。
※小さな文字や図柄は、ヌケが生じると読めなくなりますので不向きです。

キズがつきやすい紙があります。

光沢のある特殊紙は表面がツルツルしているため、お客様による投函後、郵送時に引っかいたようなキズがつくことがあります。
※当社からの納品時には、十分に注意して梱包しておりますが、紙の仕入れ時点でキズが付いてしまっていることもあります。

特殊紙は基本的にプリンタはご使用いただけません。

当サイトで取り扱っている特殊紙は、レーザープリンタやインクジェットプリンタによる印刷には適していない紙がほとんどです。一般的な紙よりも厚みのあるものが多かったり、紙自体にインキが定着しないものが多いためです。
もし、プリンタに通して不具合が生じた場合、責任は負えませんのでご注意ください。

印刷について

弊社のUVオフセット機は、単色機です。カラー印刷はできません。

弊社で使用しているUVオフセット機は単色機ですので、CMYKかけあわせのカラーデータの印刷はできません。

ベタ印刷・グラデーション印刷には不向きです。

ベタや図柄の印刷面積が大きいデザイン・全面の断ち落としデザインは、紙質などによっては印刷できない可能性があります。

2色刷りの場合、印刷できないデザインがあります。

印刷には水を使用しますので、印刷機に通す際に用紙が水を吸って伸縮してしまいます。単色機による2色刷りの場合、印刷機に用紙を2回通すことになりますので、細かい見当が合いにくくなります。そのため、デザインによってはお受けできない場合があります。
※見当ずれをご了承いただける場合は、印刷いたします。

2辺以上に塗り足しのあるデザインには不向きです。

余白なしの印刷ができますが、2辺以上に塗り足しがある場合、デザインによっては印刷できない可能性があります。