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情報・ニュース
入稿データ作成のポイント
fukuです。
今回はご入稿データ作成のポイントについて、おさらいしてみたいと思います。
データ不備やデザイン変更などで再入稿になると、2〜3日ロスしてしまいますので
スムーズにご注文いただけるよう、いま一度確認してくださいね。
活版ワークショップに参加される方にも共通の注意事項になりますので、参考にしてください。
テンプレートを利用する
テンプレートをご用意しています。
できるだけ、こちらを利用してデータを作成してください。
変形サイズの場合は新しいファイルで作成していただいてもかまいませんが、ご注文フォームで指定されたサイズと合っているか確認してください。「トンボ・塗り足し」もお忘れなく。
※Photoshopをご利用の場合は、Photoshopでトンボをつけていただくか、イラストレーターに配置してからトンボをつけてください。
※活版ワークショップでは、塗り足しはできません。周囲に3ミリ程度の余白が必要です。通常ご注文の活版印刷では、クワエをつけた塗り足しが可能です。
色は単色もしくは2色で作成
色指定は、作成の前に必ずご確認ください。
単色は、グレースケールでスミ1色で作成してください。
2色は、プロセスカラーのうち2色(例:スミとマゼンタ)を使用するか、
スポットカラーの2色で作成してください。
※DIC指定の色(仕上がりの色)で作成していただいているデータも、プレビュー確認の際は最終印刷データでご確認いただきますのでスミ1色での表示になります。
文字はアウトライン化する
ロックがかかっていて一部分だけアウトラインになっていない場合があります。
必ずすべてのレイヤーとオブジェクトのロックを外し「選択」メニューの「すべて」を選択してから「アウトライン作成」を選択。フォント以外のものが選択されていても大丈夫です。
アウトライン後のファイル名を「0000_名刺out.ai」などにしておくと、入稿時にも分かりやすいです。
※アウトライン作成後の文字編集はできませんので、アウトライン作成前にファイルのバックアップをお勧めします。
線は0.3ポイント以上で作成
「線幅」が0で「塗り」にのみカラー設定がされている場合、データ上では線として見えているので気付きにくいのですが、印刷するとかすれたり、消えてしまったりします。地図などを作成される場合には特にご注意ください。
できないこと。苦手なこと。
印刷機の特性上、全面の断ち落としデザインは基本的には印刷できません。
また、細かい図柄の2色印刷や断ち落とし線ぎりぎりの図柄などの場合、見当がずれることがあります。グラデーションや2辺以上の塗り足しも苦手です。
せっかくのデザインも、印刷ができないため変更をお願いすることもありますので、ご注意ください。
※活版ワークショップでは、塗り足しはできません。通常ご注文の活版印刷では、クワエをつけた塗り足しが可能です。
データ作成から入稿までについて、こちらで詳しくご案内しています。
データ入稿ガイド→https://uv.did.co.jp/guide/data_index01.php
活版ワークショップのお知らせ
Yです。
大変お待たせして申し訳ありませんでした。
活版ワークショップのご案内です。
活版部(仮)のオープニングキャンペーンにつき、無料ご招待です!
【ワークショップの概要】
活版ワークショップに初めて参加する方を対象とした入門編です。
手動式の手フートで、ご自身でデザインしたハガキか名刺を印刷する半日のワークショップ
です。
用紙、インキ、樹脂版を当社で用意いたしますので、当日は手ぶらでOKです。
汚れても構わない服装でお越しください。
(参考)社員対象で開催したワークショップの様子はこちら
【ポイント】
1台を貸し切ってお使い頂けますので、一人で思う存分作品作りをするもよし、友人と一緒にワイワイ刷るのもOKです。1台あたり最大3名までがおすすめです。
機械は2台ありますので、6名グループまでのご応募が可能です。(時間の制約上、1台につき1デザイン1色刷りを推奨します)
版画用水彩インキを使いますので、手についたインキは簡単に洗い流せます。(服につくと×)
また、樹脂版を使いますので、線画や網のイラストなど自由なデザインを刷ることができます。
標準コースは樹脂版の製版から体験していただきますが、刷りに集中したい方にはあらかじめ樹脂版を用意しておきます。
ご興味がありましたらレインボー印刷やバーコ印刷など変わった印刷手法にも挑戦してみてください。
【データ作成時のご注意】
・オリジナル未発表のデータに限ります。
(刷り上った作品をWebに掲載させていただく事があるため)
・1台につき1デザイン1色刷りを推奨します。それ以上でもOKですが、定刻に終了しますので
ご了承ください。
・網も使用可ですが、用紙の種類によって再現性は変わります。
線数は100線以下をおすすめします。
・ベタは避けた方が無難です。
・塗り足し不可です。
・見当合わせは手作業ですので、完全には合わないとお考えください。
・掛け合わせは不可です。
・ワークショップ当日の1週間前までにご入稿いただき、当社がフィルム製版を致します。
この時、デザインの内容によっては変更をお願いすることがありますのでご了承ください。
【用紙について】
ハーフエアコットン<180>、クッション紙0.5㎜をご用意する予定です。
その他、当社の在庫品のなかからもお選びいただけます。(銘柄指定は不可)
どうしても試したい銘柄がある方は用紙を持ち込んでいただくか、有料になりますが
当社で手配も可能です。
【インキについて】
版画用水彩インキの青、赤、黄、白、金、銀を用意する予定です。
自由に練って調色なさってください。
【開催日時】
2010年9月18日(土)午前の部 9時~12時
午後の部 14時~17時
2010年9月25日(土)午前の部 9時~12時
午後の部 14時~17時
【開催場所】
株式会社大同印刷所 2F
〒531-0076 大阪市北区大淀中3丁目8-11
TEL 06-6453-2041
地図
最寄り駅はJR環状線 福島駅から徒歩約12分です。
※お車でお越しのお客さまにお願い
当社に駐車場のご用意はございません。付近のコインパーキングは台数に限りがありますので、公共交通機関のご利用をおすすめします。
【ご応募の締め切り】
2010年8月31日メール到着分まで
【当選発表】
応募者多数の場合は当社規定により決定します。
当選者のみ9月3日までにメールでご連絡致しますので、参加者全員の氏名をお知らせ下さい。(落選者にはご案内致しません)
【ご応募について】
ご応募の受け付けは終了しました。
当選者のみ9月3日までにメールでご連絡致します。
※2名または3名のお申し込みは、印刷機1台の割り当てになります。
※参加者全員のお名前は当選後にお伺いさせていただきます。
個人情報保護方針
Crane Lettra
Yです。
前回お話した「Crane Lettra」のご紹介です。
Made In USAの100%コットン紙で、レタープレスペーパーと名乗るだけあってアメリカでは定番の銘柄です。
日本には正規輸入されていないようですので、試験的にごく少量を輸入してみました。
厚みと紙の色が各3種ありますが、その中から4種類を選びました。
手前の赤みが強い方がPearl White、奥がFluorescent Whiteです。
Crane Lettra 110# Pearl White 300GSM 紙厚 約540μ
Crane Lettra 110# Fluorescent White 300GSM 紙厚 約540μ
Crane Lettra 220# Pearl White 600GSM 紙厚 約1050μ
Crane Lettra 220# Fluorescent White 600GSM 紙厚 約1050μ
GSMとはgrams/sq meterのことで、米坪(g/㎡)と同じ意味です。
110#は四六判換算で<258>になります。
220#は110#を合紙していますので、その倍の厚みです。
サイズはインチ規格で8.5×11インチ。長辺がA4サイズより約18㎜短いため、名刺やハガキを一般的なサイズに断裁する時は取り都合が悪くなります。
第一印象は普通のコットンペーパーと同じで、特別変わったところはありません。
紙の素材感を意識させるテクスチャは存在感はありますが主張しすぎることは無く、デザインの個性を引き立ててくれることでしょう。
テスト刷りのインキは、週末に遊びに行った川で見た緑の草木が印象的だったのでPANTONE 7746に決定。軽めの印圧から強印圧まで試します。
通常のインキ盛り量では、印圧を掛けても裏抜けはしませんでした。
余談ですが、以前に国内で入手できる水彩画用のコットンペーパー(銘柄忘れた…)に印圧を掛けて刷った時に裏抜けして困ったことがありました。
(その時はオフセット用のインキを使っていたことも関係あるかもしれませんが)
私の知るなかに紙厚1mmの100%コットンペーパーはありませんので、220#(600GSM)への深押しを楽しみにしていたのですが、普段使っている1mm厚の亜鉛版ではレリーフ深度が不足気味です。
違う高さの金属版もありますが、メタルベースやローラー高との関係もありますので思案中です。
もちろん通常の印圧なら困ることはありません。
名刺用には少し厚いかな。
また、前回も書きましたが、はがきサイズで約10gになりますので私製ハガキとして使うと切手代がかさみます。(80円)
ウェディングやレストランなんかの小型グラフィックス向けですかね。
在庫限りでキャンペーンは終了しますので、ぴったりの用途がひらめいた方はお早めに。
お問い合わせはこちらからどうぞ
次回は手フート印刷機を使った活版ワークショップのご案内です。お楽しみに。
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