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情報・ニュース
レインボー
Yです。
http://twitvideo.jp/01uzW
これを見て真似したくなりました。
インキを出しすぎてしまいました。
テストだし、OKとしましょう。
インキが混ざってきました。
とってもサイケな雰囲気です。
この位からテスト刷りを始めていきます。
印刷する毎にインキ台がクルクル回転していきますので、どんどん色が混ざっていきます。
印刷の具合も刻々と変わっていきます。
手前が始めの方、奥が最後の方に刷ったものです。
真ん中位が私の好みです。
やっぱり道楽やないかと言われそうですね。
これはあくまでもワークショップの予行演習です(汗)。
これは趣味なのか仕事なのか
Yです。
実は手フート(手キン)と呼ばれる手動式の活版印刷機も持っています。
3年ほど前に福島県から引き取ってきました。
なぜ今まで黙っていたのかというと、道楽と思われるのがいやだったからです。
でも、告白します。
「好きなんやし、しゃあないわな」
これも鋳物製なので、見た目以上に重たいです。
インキや油汚れを綺麗にしたくて掃除を始めたのですが、洗いやすいのでどんどん分解していきます。
思った程きれいにならなかったので、塗装を剥離して再塗装することにしました。
朝少し早く出社して、始業までの僅かな時間で作業します。
この後、組み立てと調整です。完成まで半年も掛かってしまいました。
丸い円盤部分にインキを載せます。
この画像ではインキローラーを外していますが、ローラーは2本だけで極めてシンプルです。
でもローラーが少ない分、ベタは苦手です。
用紙の出し入れも、印圧を掛けるのも全て手動です。
生産性は全く期待できませんが、他の機械に比べると安全性はバツグンだし、操作も難しくありません。
これに目をつけたスタッフ達が、社内ワークショップ開催のリクエストを出してきましたので、企画することになってしまいました。
社員教育の命を受けた手フート君は、もはや道楽の対象では無くなりましたとさ。
めでたし、めでたし。。。
苦悩の日々
Yです。
風車(Windmill)のお話の続きです。
標準の印圧でOKシートを出せましたので、さらに印圧をかけていきます。
用紙はコットン100%のペセソレイユを使いますが、なかなか思うような凹みが出来ません。
またさらに印圧を加えていきますと、写真では判りにくいですが、用紙の裏面に凸状の跡がくっきり出来てしまいます。
エンボス加工のような凹凸ではなく、もっさりした感じで好みではありません。
そして、右側のように、文字が太ったり、アミがつぶれたりして汚れてしまいます。
左側は昨日刷ったものですが、ここにたどり着くまでに2週間の試行錯誤が必要でした。
「DeepImpression」,「Heavy Impression」,「Debossing」,「Packing」などのキーワードでWebを検索していると、いくつかのヒントがありました。
まずは、用紙。Craneの「lettra」という銘柄は、コットン100%の中でも特にレタープレス向けのおすすめ銘柄として推奨されていました。
残念ながら国内への輸入は無いようなので、現在個人輸入に挑戦中です。
http://www.neenahpaper.com/cranepaper/lettra/home.html
用紙を濡らすというアドバイスもありましたので、スチーマーや霧吹きを使って試してみましたが、効果を感じることは出来ませんでした。
やはり胴張りが一番のポイントのようです。
硬く仕上げるのが良いみたいです。
素材の情報はありますが、具体的な組み合わせは誰も書きません。
「自分でやって、経験してみな」が先輩諸氏の回答です。
http://www.hevanet.com/ashiogi/packing.htm
http://www.briarpress.org/15262
http://order.nagraph.com/tympan-press-packing.html
トレペ、上質、板紙、わら半紙、PET、ユポ、塩ビ等を組み合わせてテストをします。
同じ組み合わせでも、重ねる順番を変えるだけで微妙な変化がありますので、内容をきちんと記録しておかないと訳がわからなくなってしまいます。
いろんな組み合わせを試すうち、ようやくイメージ通りの凹みを作れるようになってきました。
裏面に印圧の跡が出ないパターンと、若干印圧を感じる程度のパターンができました。
後者のパターンの方が、手にとった時に印圧の印象を強く感じるので好きなのですが、胴張りの選定が難しく、デザインの内容や用紙の種類によって見直す必要がありそうです。
キャリア60年の大先輩が、「一生勉強さ」と言うのもわかります。
最後のポイントは、インキ付けローラーと版の接触圧の調整を再度見直し、版をこまめに清掃する事です。
他にも固めのローラー、平圧式の特性を考慮したインキを使うと良いそうですが、こちらはまだ試せていません。
まだまだ研究の余地はありますが、一応満足のできる結果が出せたので今回のテストを終えることにします。
後は実践あるのみです。それでは修行の旅に行ってきます。
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