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黒い紙と、黒インキ②

こんにちは。しろです。

twitterではそこそこつぶやいているんですが…
ブログ…放置してました…ダメ人間ですみません…………!!!
プレゼントもあるよ★とか告知しときながらはや2カ月…本当にすみません
今日こそは!!プレゼントのお知らせがあります!!!(おまけもあるよ)

—前回のおさらい—  黒い紙と、黒インキ①

黒い紙にスミで印刷したらどうなるんだろう!?という疑問を元に実験。
リアクション・ミランダ・ニューウェブロンカラーの実験報告でした。

さて今回はプライクのネイビーとブラックのご紹介です!!
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プライク ネイビー


深くマットな紺色に、スミインキの照り感がいい感じです
マットな紙とスミインキなので、細かい文字もバッチリ読めます。
- - - - -
プライク ブラック

今回一番のお気に入りがこの組み合わせです。
黒と黒だし、結構見えにくいかもな~と思っていたんですが、
紙のマットさとインキ特有のツヤ感がすごくいいバランスで、
細かい文字も意外と読めて、シャープでキリッとした印象になります。
- - - - -
プライク独特のしっとりしていてマットな質感、
ぱっと見は正直普通っぽい…と思ってしまうかもしれませんが、
触れるとその面白さに気づくはず!機会があれば、ぜひ使ってみてくださいね。

 

 

☆プレゼント応募の受付は終了いたしました。—————
◎プレゼントのおしらせ◎

今回、印刷実験をしたサンプルと、おまけ2枚をつけた合計7種の実験サンプルを抽選で15名の方にプレゼントします!

左から:リアクション・フォレストグリーン/ニューウェブロンカラー・黒/ミランダ・黒/プライク・ネイビー/プライク・ブラック

おまけの2枚については、秘密です!お楽しみに◎

下記フォームよりどしどしご応募ください。
※プレゼント当選の発表は、商品の発送をもってかえさせていただきます。
※応募の締め切りは8月8日(日)までです。
たくさんのご応募をおまちしております

☆プレゼント応募の受付は終了いたしました。—————

たくさんのご応募ありがとうございました。次回のプレゼント企画をお楽しみに!

活版ワークショップ

Yです。
今日は午後から社員研修を兼ねて活版ワークショップを開催しました。

まずは活版の歴史のおさらいから。
グテーンベルクさんや本木昌造さんの功績などにも触れます。

そして樹脂版の製版を始めます。
ネガフィルムを生版に密着させて露光開始です。
その後、洗浄→乾燥→後露光で完成です。
(写真は洗浄を終えたところ)

版ができるまでの待ち時間に使いたい紙を選びます。
紙にはこだわりのあるスタッフばかりですので、あっという間に種類が増えていきます。
あとから追加もして、最終的に40銘柄を超えたと思います。。。

インキを混ぜて、好みの色に練ります。
通常の業務では油性インキを使用しますが、今回のワークショップでは版画用の水性インキを使いました。
手についても水で落とせますし、色替えも楽ですのでプライベートプレスにもおすすめです。

用紙の種類を欲張ったので思った以上に時間がかかりました。
2色刷りでしたが、見当合わせはマル秘のテクニックでバッチリ?

交替しながらせっせと刷ります。
インキの盛り量や印圧の掛け方など、みんなこだわる、こだわる…
君ら、、、し、素人ちゃうな。

バーコ印刷テストちゅう。

こんなん出来ましたけど。

あ、あの、来週この部屋に会社見学の学生さんをご案内するんですけど…

お約束の胴刷りの失敗をしたのは誰ですか?

ホログラム紙やアルミ蒸着紙にも刷っちゃいましたが定着するでしょうか?

活版談義ちゅう。話は尽きませんが、そろそろお開きに。

苦悩の日々

Yです。
風車(Windmill)のお話の続きです。
標準の印圧でOKシートを出せましたので、さらに印圧をかけていきます。
用紙はコットン100%のペセソレイユを使いますが、なかなか思うような凹みが出来ません。
またさらに印圧を加えていきますと、写真では判りにくいですが、用紙の裏面に凸状の跡がくっきり出来てしまいます。
エンボス加工のような凹凸ではなく、もっさりした感じで好みではありません。

そして、右側のように、文字が太ったり、アミがつぶれたりして汚れてしまいます。
左側は昨日刷ったものですが、ここにたどり着くまでに2週間の試行錯誤が必要でした。

 「DeepImpression」,「Heavy Impression」,「Debossing」,「Packing」などのキーワードでWebを検索していると、いくつかのヒントがありました。

まずは、用紙。Craneの「lettra」という銘柄は、コットン100%の中でも特にレタープレス向けのおすすめ銘柄として推奨されていました。
残念ながら国内への輸入は無いようなので、現在個人輸入に挑戦中です。
http://www.neenahpaper.com/cranepaper/lettra/home.html

用紙を濡らすというアドバイスもありましたので、スチーマーや霧吹きを使って試してみましたが、効果を感じることは出来ませんでした。

やはり胴張りが一番のポイントのようです。
硬く仕上げるのが良いみたいです。
素材の情報はありますが、具体的な組み合わせは誰も書きません。
「自分でやって、経験してみな」が先輩諸氏の回答です。
http://www.hevanet.com/ashiogi/packing.htm
http://www.briarpress.org/15262
http://order.nagraph.com/tympan-press-packing.html

トレペ、上質、板紙、わら半紙、PET、ユポ、塩ビ等を組み合わせてテストをします。
同じ組み合わせでも、重ねる順番を変えるだけで微妙な変化がありますので、内容をきちんと記録しておかないと訳がわからなくなってしまいます。
いろんな組み合わせを試すうち、ようやくイメージ通りの凹みを作れるようになってきました。

裏面に印圧の跡が出ないパターンと、若干印圧を感じる程度のパターンができました。
後者のパターンの方が、手にとった時に印圧の印象を強く感じるので好きなのですが、胴張りの選定が難しく、デザインの内容や用紙の種類によって見直す必要がありそうです。
キャリア60年の大先輩が、「一生勉強さ」と言うのもわかります。

最後のポイントは、インキ付けローラーと版の接触圧の調整を再度見直し、版をこまめに清掃する事です。
他にも固めのローラー、平圧式の特性を考慮したインキを使うと良いそうですが、こちらはまだ試せていません。
まだまだ研究の余地はありますが、一応満足のできる結果が出せたので今回のテストを終えることにします。
後は実践あるのみです。それでは修行の旅に行ってきます。

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