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小さな箔押し機GET! その2
Yです。
早速テストを開始しましたが、何か動作が変です。
よく確認してみると、箔の巻き取りが機能していません。
箔を巻き取るボビンを手で動かせば使えないこともないのですが、とても不便です。
簡単に分解出来そうだったので、バラして原因を確認することにしました。
ネジを外してカバーを取ると、原因がわかりました。3つ並んだギアのうち、右のギア(白いギアは新しいギア)が割れて空回りしていました。
そこで、この機械のメーカーさんから新しいギアを入手しようと調べたのですが、連絡先を見つけることが出来ませんでした。次に汎用品を流用できないか調べてみたのですが、これも見つけることが出来ませんでした。接着剤も試しましたが、すぐ壊れてバツ。
仕方が無いので、自分で作ることにしました。
壊れたギアをもとに型を取り、そこにプラリペア(http://www.plarepair.net/)というプラスチック補修の優れものを流し込んでしばらく待つと出来上がりました。
元通りに組み立ててチェックするとOKでした。
シンプルな機構を持つ機械は、手を掛けてやれば長らく使えるのが頼もしく感じます。
こんな調子で昔の活版印刷機(手フート)も再生したりしていますが、周りの「道楽ちゃうん?」という視線が痛いです。
「原点回帰やっ」などと訳のわからない言い訳をしていますが、いつまで通用しますやろか。
つづく
小さな箔押し機GET!
Yです。
最近、印刷後の加工に関するお問い合わせの中で、箔押しに関するご相談をよく頂きます。
印刷適性が用紙ごとに異なるのと同じで、加工適性も用紙ごとに異なりますが、特殊紙の場合は特に用紙とデザインの相性がシビアだと感じています。
もちろん、用紙の種類やデザインに応じて箔の種類や温度、圧力、時間の設定を調整していくのですが、特殊紙の中には手強い銘柄もありまして。。。
ご注文を頂いてから「やっぱり出来ませんでした」というお返事はしたくないので、お見積りは用紙を決めて頂き、デザインを拝見してからにさせて頂いているのですが、特殊紙をもっと気軽にご利用頂きたいという思いもあって複雑な心境でした。
そんなモヤモヤ気分の頃、タイミング良く小さな箔押し機を譲り受けることになりました。
手動式で、熱板は名刺サイズ程の小型の機械なので、テスト品やサンプル作り、小ロット用にピッタリと大喜びで手に入れたのですが。。。
つづく
本屋さんで見る特殊紙
fukuです。
時間さえあれば本屋さんへ通っているのですが、
特殊紙に触れるようになってから、本のカバーや帯、見返しなど
意外と特殊紙が使われていることに気付くようになりました。
本屋さんではもちろん手に取って触れることができるので、
見本帳やサンプルが手に入らなくても、特殊紙の質感や輝きなど
実際に感じることができますよ。
本屋さんで見つけた、特殊紙を使っている書籍と紙種類をご紹介します。
※紙種類については(UV×Design調べ)です。
表紙はトレジャリー[ブロンズ]。ぜひ、裏面の色も確認してくださいね。画像には載っていませんが、帯はふわふわとしたヴィべール。本文中にはファーストヴィンテージやスタードリームも使われていて、とても豪華です。
もちろん、中身も特殊紙について充実した内容です。
最後のベージに、使用されている紙の一覧が載っていますので参考にしてくださいね。
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カバーにトレジャリー[シャンパンゴールド]が使われています。
とても上品で繊細な輝きを持つ、高級感のある紙です。
マイクロエンボスのシャリシャリとした手触りを感じてください。
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見返しにファーストヴィンテージ、本文中にはクロマティコのほか薄紙が挟まれています。紙作品がたくさん紹介されていて、見ているだけで楽しい本ですよ。
私が気になったのは、作品でも紙でもなく最後のページ。
裏にインキがにじんだように印刷されているのが、とてもおもしろいですよね。
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ご紹介した書籍に使われている特殊紙は薄手のものですが、弊社での取り扱い用紙はハガキ程度の厚みのものになりますので、ご注意ください。
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