こんにちは、miyaです。
2月に入って、ちょっと暖かい日があった…かと思えば寒さが戻ったり、安定しない気候ですね。
風邪やインフルエンザなどにかからないよう気をつけたいです。
もう去年のことになってしまいましたが、
12月の活版ワークショップのレポートです。
年賀状シーズンとういうことで、午前の部も午後の部も
みなさんがはがきサイズの 印刷でした。
名刺サイズがいらなかったので、はがきサイズの用紙を15種類用意しました。
紙の説明などを描いたカードといっしょにディスプレイしています。
紙の特徴や刷り心地など、
miyaとtokuさんの経験からコメントを書いたカードを作りました。
この日の参加者は、午前中2名、午後2名の計4名様です。
午前中の2名様は、
手書きイラストの2色刷りと、シラカバの風景をイメージした2色刷りのデザインを刷られました。
こちらは、網点のマゼンタの版に、茶色の線画を重ねて刷る感じなのですが、デザイン上で網点のコントラストを強めたり 、表面がつるつるのペット紙に印刷するなど、網点の濃淡がきれいに出るよう工夫しました。
こちらは、青のベタ面上に黒で枝と幹の模様を重ねて刷るのですが、
このとき新発見がありました。
背景の青のベタ面をきれいに刷るためにいろいろと調整したのですが、いざ黒の版を重ねてみるとベタ面がムラ無く刷れたものより、ムラになってかすれたものの方が、雰囲気がでて、寒空の中のシラカバの風景がすごくきれいに出来上がりました。
このベタ面は、1版だけでは全然ダメな刷り上がりなのですが、上から版を重ねることでガラっとイメージが変わり、驚きました。
午後からは、2名様とも年賀状を刷られました。
こちらの年賀状は、鳥獣戯画のうさぎのデザインです。
(個人情報はぼかしてあります)
色もきれいで、くっきりとうまく印刷できました。
こちらは、背景に花模様のあるデザインの年賀状です。
このように全面に絵があるデザインでは、樹脂版1版の面積が大きくなるのであまりヘコまない のですが、「ヘコませたい!」とご要望がありましたので、
背景の花模様にまじっているウサギを5カ所だけ版から切り抜き、後から位置を合わせ刷ることで、ウサギの部分だけヘコませて印刷しました。
(樹脂版が全面だと圧が分散されるのですが、切り抜いたウサギの部分は面積が小さいので圧が分散されないのでヘコみます)
この日も、いろいろなデザインが見られて、お手伝いできて楽しかったです。
レポートを読んでいただきありがとうございました。
今週末19日(土)には今年初めての活版ワークショップがあります。
久しぶりなので緊張しますが、楽しみです。
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