- 2010-01-07(木)
- ひとりごと
Nです
こんな変なカメラに恐ろしいハイレベル・レンズ。
どう見てもプラスチックの安物トイカメラ、どこからか光漏れでもしてそうな作りです。
フィルム感度はおおよそのところで合わせて、お天気マークを明るさを決めて、目安程度のファインダーに目測ピント。
手動でシャッターをチャージ、重くて深いリレーズボタン。
2重露光防止機能なんてなしのソビエト製です。
しかしこのカメラをあなどってはいけません。レンズがすごいんです。(レンズだけはガラス製)
カメラと気持ちがシンクロすれば、恐ろしくシャープですばらしい発色をします。
もうカールツァイスレンズは必要ありません。
このカメラをトイカメラと言ってはいけません。チープで変な写りを楽しむトイカメラとは全く違います。
基本的に普通に写ります。そして被写体・光によって牙を剥くレンズの描写を楽しむカメラです。
スメ8は当然フルマニュアルカメラです。 電池なんて必要ありません。
オートフォーカスやAEに慣れきった方は、おしらく失敗写真を量産することになります。
逆光にはものすごく弱いので、フードは必須ですが、フードもチープな物がよく似合います。
金属フードなんか買ってしまえば、その値段でもう一台スメ8が買えるかもしれません。
また、内面反射が起こりますので、植毛布を貼ったり、マットブラックなアクリル絵具を塗ったりして対策が必要です。
最後に、スメ8を買って失敗写真を量産したり、ソビエト製カメラなのでスグに壊れたりしても、私の責任ではありません。
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